兵庫県立美術館で開催中の「ポンピドゥー・センター・コレクション」へ。
初めて訪れる灘のミュージアムロードは、あちらこちらにギャラリーがある。
興味をそそられながらも、まっすぐに美術館へ足を運んだ。
展示作品は現代美術の最先端の作家による、絵画、立体、インスタレーション中心。
堅苦しくないアート。そんな作品がズラリと並んでいた。
ハンス=ペーター・フェルドマンのインスタレーション作品「影絵芝居」。
クルクル回る台座に設置された人形の影。
壁に映る影の濃淡が動きながら変わる。
ジェイソン・ローズのインスタレーション作品「ボーブールの雌猫」。
ネオンサインの文字は隠語でいずれも女性器を示すもの。
混沌とした大雑把な作品にも見えるが、印象に残っている作品のひとつ。
アンジェラ・ブロックの音の出るインスタレーション「Hybrid Song Box 4」。
3原色の蛍光管と、穴の開いた木箱。
穴からもれ壁に映る色は様々な彩り。
エルネスト・ネトのインスタレーション。
香辛料が合成繊維で吊るされている。
香りも作品を強調する材料になってるように思った。
と、並べてみてもインスタレーション中心。
現代美術の方向が垣間見れるようにも感じる。
その後は奥田善巳展「美術の始まるところ」。
そしてコレクション展。
見ごたえ十分すぎて一日じゃ足りない程。
またゆっくり訪れたい。
ポンピドゥー・センター・コレクションは3月23日まで。
興味のある方は是非。