高島屋・大阪店へ中川一政展を見に行った。
油彩画をはじめ、書、篆刻、陶器、挿画など約100点の展示。
中でも晩年の大作シリーズ「駒ケ岳」は圧巻。
「駒ケ岳が『もっと描け』と言ってくる」という言葉がいい。
歌人であり随筆家でもある。
絵の横に添えられた詩や言葉にも心を揺さぶるものがあった。
「見えない世界は詩歌では言葉と言葉の間にあり、
絵画では形と色の間にある。
その見えないものを描くのが絵画の第一義だ」
「私はよく生きたものが、よく死ぬことが出来るのだと思っている。
それはよく働いたものが、よく眠るのと同じことで、
そこには何の理屈も神秘も無い」
「若い時の勉強は何でも取り入れ貯めることが出来る。
老年の仕事はいらないものを捨てていくこと。
捨て去り、捨て去りして純粋になっていくことである」
色んな事に通じる言葉だと思った。
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その後は久しぶりに勢揃いのMUDDY FLOWERSでの飲み会に参加。
大きくずれ込んだ「新年会」になったが、本当に楽しい時間だった。
飲み会後は急遽スタジオでセッション。
あらためて良いバンドに参加させて貰ってたなぁと思う。