元町にあるKobe 819 Galleryで開催された陳恵那さんの個展へお邪魔した。
「手のなるほうへ」と題された写真作品たちは、
在日3世コリアンである彼女と、ルーツを照らしあわすものだったり、
また逆に解き放つようなものにも感じた。
工場へフレームオーダーに来られた時に少し話した事だが、
「在日コリアンであることへの葛藤」を抱えて生きてきたという。
しかし本展の写真を撮影していく中で、
それらが「どうでも良いこと」に感じ始めたと笑った。
笑顔のキュートな若き写真家。
お手伝いが出来て嬉しく思う。
その足でメリケンパークへ。
コンテナ展示が立ち並ぶ横を通り、広場のほうへ。
神戸ビエンナーレ大賞作品。
大西野々さんの「間村伝承~始めの第一歩の巻」。
~作品のコンセプトは、人の心の中に感情を作ること。
そしてその感情は、なるべくポジティブな感情で…。
この作品は、海沿いに展開される連載昔話です。
その不思議な昔話で、道行く人に笑顔になって頂きたいです。~
(公式HPより作家コメント)
こちらは入賞作品「FRP FABRIC SAKU」。
岩城和哉+東京電機大学岩城研究室の作品。
農業用のFRP線材を竹細工の輪弧(りんこ)編みの方法で編み上げ、
アサガオ型の空間装置を制作。それを複数連結したベンチ付きの空間。
ベンチには製作者たちのコメントも寄せられていた。
こちらも入賞作品「Blooming Universe」。
一際目を惹く球体の木は、拡張する宇宙を表現したもの。
ポーランドのCyryl Zakrzewskiさんの作品。
裂け目から中を覗ける仕組み。
カモメが遊んでいるのを眺め、
フリマで500円のコートやセーターを買い、
午後から短い時間ではあったが神戸ビエンナーレを満喫した。