久しぶりに神戸・北野のギャラリー島田へ。
「石井誠展」を見てきた。
筋ジストロフィー患者の書家。
石井誠の作品には「生」への気持ちが力強く刻まれ、
「死」との歩みもまた力強く刻まれているように思う。
白と黒の世界。
たまたま訪れたギャラリーで、圧倒的な命の蠢きを聞いた。
会場に居てらしたスタッフらしき女性と少しお話をした。
石井さんの恋人だという。
彼の病状の為、代理でギャラリーに詰めているらしい。
こんな気持ちで作品も見ることも滅多にない。
温かな気持ちと、激しい気分が混ざり合いながらギャラリーを後にした。
彼の作品を見る彼女さん。
見守るように。
励ますように。
優しく眺めながら、時に手で触れている姿にグッときてしまった。
3月5日まで。
是非。