少し冷え込みの戻った快晴の朝。
公立高校入試翌日の長女卒業の日。
「泣かずに祝辞を読めるか」という妙な緊張と、
寂しさと嬉しさの混じる独特の空気。
卒業生が入場して、式は穏やかに始まった。
目の前の階段を上がり、卒業証書を授与された長女。
真横すぎて特等席でも無かったが。
来賓席から堂々とシャッターを押した(笑)
私からのこの子たちへの最後のメッセージは、3日をかけて書き上げた。
気持ちだけは精一杯込めて、歌うように語りかけた。
なんとか泣かずに進んだが、最後の〆の句で気が抜けたのか、
「3年間お世話になった先生」と言おうとした途端に感極まって撃沈。
でも、これも「栞のお父さんらしい」のだとか。
3年の担任は1年の時にも見て貰った長女の大好きな西先生。
毎日のWSSN(自主学習ノート)でのやりとりも大事な思い出のひとつ。
女子バスケットボール部員。
小さなころから知ってる子だらけ。
誰を見ても涙が出てくる。不思議な魅力のある子たち。
(長居すると離れがたくなるので、この写真を撮って門を出た)
保護者の中には付き合いの長くなった「友人」も居て、
子供たちを通して苦楽を味わった「仲間」も居て。
子供同士の思い出の大きさには適わなくても、
負けないくらいの深さのある思い出を共有出来た事に感謝。
受付で妻が受け取った長女からの手紙。
先ほど読んでまた涙。
栞、君と一緒に過ごした時間は、
お父さんにとっても最高の思い出です。
頑張り屋の君の父であることを誇りに思います。
ありがとう。
卒業おめでとう。