2016-07-21

ビタミンF

すっかり重松清ファンになり即購入。
本作は平成12年度直木賞受賞作品。
家族を描いた7つの短編小説のオムニバス。

出てくる中年主人公たちが自分と重なったり、
本の言葉を借りれば「中途半端な年齢」の迷いなどが、
本当に分かりやすく描かれている。そして泣けるのだ。


夜中に読みながら親を思った。
その日怒鳴りつけた長男を思った。
まだまだ中途半端な息子であり、父親でもある自分。
もっともっと根っから優しい人になりたい。


生ぬるい風が吹く夏夜。月がキレイだった。