2016-12-15
3年目終了を前に
バンドが休止状態だった2013年の春。Calmdownのナオさんのお誘いで弾き語りを始めた。
主催イベントなどやらせてもらってる大阪の「THIRD STONE」で初弾き語り。
緊張でガチガチ。長い30分。酷い初ステージだった。
それからチョコチョコと弾き語りのライブをやるようになり、色々と目が覚めることがあった。
その年の最後に悔しいというか、怒りを覚えるような出来事があって、弾き語りに本気で向き合おうと決心した事ははっきり覚えている。
2014年の正月休み。
フラリと訪れた春日野道にあったライブバー「Brothers and Sisters」で、店主のマービーさんと初めて会った。
LEd KIngというバンドのボーカルさんで、名前は良く聞いていたマービーさん。
ハンサムでくだけた性格で優しくて。酔っぱらいの私に「1曲歌ってみてよ」とギターを貸してくれた。
その時も緊張と酒酔いでボロボロの演奏(笑)
しかし「また歌いにおいで」とオープンマイクの日程を教えてくれ、優しく送り出してくれた。
「ここからもう一回始めよう」と修行スタートを決意。
上半期はボチボチながら、誰も自分の事を知らない場所を選んだり、色んな場所で演奏。
そこから繋がりが生まれ、知り合いが増え、下半期は現在のペースでやるようになった。
悔しい思い。苦い気分も沢山味わいながら、53本のライブで1年目終了。
2015年は非常に慌ただしい一年になった。
中学のPTA会長、東大阪市のブロック長など大きな役に就き、一年中行事と会議だらけ。
夏前にはバンドを解散。
落胆する事も多かったけれど、音楽に救われた一年。
ライブハウスでも演奏する機会を貰えたり、忘れられないようなライブがあったり。
親友との出会い。大切な曲の誕生。激動の中で67回のステージ。
そして今年2016年は、修行スタート当時から追いかけてた人達と同じステージでやらせてもらう機会が増え、「こうなりたい」という明確なイメージが生まれ始めた。
親友のアドバイス。大事な先輩のコーチ。応援してくれる人の言葉。
「弾き語り」での修行は、結局「音楽」の修行であり、つまりは「人として」の修行なのかもしれない。
苛立ち、気付き。
振り返り、進み。
立ち止まり、また始める。
中高生ならば入学から卒業までに育つものはもっと多いかも知れないけれど。
それでもいよいよ修行第一弾の「卒業」を前に、経験したものを省みるとそれなりの道がある。
29日のワンマンは、卒業式の気持ちでステージにあがろうと思う。
場所は三宮に移ったけれど、始まりの場所Brothers and Sistersで全力で。
応援してくれる人達への感謝をこめて。
そしてまた新しい気持ちで、風まかせに走り始めよう。