2019-02-17

日常ビッグバン展

 富田林市にある観光施設「きらめきファクトリー」で開催されている障害施設の利用者たちの作品展を見て来た。

先日打ち合わせに来られた作家の廣海充南子さんとの会話の中で知った今展示会。
廣海さん自身もそこでお手伝いをなさっていて、話されるエピソードはとても重く響く。
そして彼らの作品への興味がどんどん増す。

 田中ますみさんのオイルクレヨン作品。
何層にも塗り込んではひっかき、半年かけて描かれた作品の制作風景を話す廣海さん自身が「この施設に居る理由」ともなった作家さんは私と同じ歳。

本展のフライヤーになった「赤と緑の円」。こちらも田中ますみさんの作品。

他にも見ていて笑みがこぼれるような作品、息を飲みような美しい作品、そして障害を持つ彼らにしか見えないものを描いた作品の前に立っていると、妙に疲れを感じる。
以前訪れたアジアのアートフェスでも感じた「生命力」が凄まじいから。

帰り際に施設の方ともお話しが出来た。
何かのスイッチが入った気分。