2020-03-16

関東遠征③西横浜 EL PUENTE


 ~SET LIST~

deeper haze
shabby marble
曖昧に
standing on mirage
灰の中
No way,Yes way
月の真下(with 地下水道)

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最終日は石川ヨナちゃんが紹介してくれたご縁。
地下水道主催スリーマンとなった。

お越しいただいた皆さん、ELKさん、地下水道さん、EL PUENTEの皆さんに心より感謝!

元々決まってたELKさんとのツーマンが店の決定で中止。
色んな人に相談したけど、「横浜は今難しいかも」との答え。
そんな中ヨナちゃんが「当たってみます!」と即答で数分後に決まった今回(笑)
ヨナちゃんに感謝しかないなぁ。

お店はホールツアー中の海外ミュージシャンも多数出演するという謎のハコ(笑)
店の中にプンプン匂うロック。着いた瞬間の安心感。

ELKさんから始まり、地下水道。
びっくりするくらい声のデカイ岩方さん。
相方の前田さんの穏やかな空気とのコントラストが良いユニットだったなぁ。

月の真下ではお二人に急遽参戦してもらった。
思い出に残る一日になりました。

終演後もお客さんとの会話が嬉しいひと時。
身に余る言葉をもらったり、良い出会いがあった。


岩方さんの「イベントを開催する」ということへの覚悟と、それに伴う準備。
平時の時との準備とは無論全く異なるもの。
でも「お客さんに楽しんでもらえるように」という部分では同じ。
「安心して楽しんでもらえるように」の準備に心を配られたと思う。
そして自分たち演奏する側は、いつも以上に「自分らしさ」を意識する。
こんな時期だからこそのプラス連鎖は決して奇跡ではなく、運命的なものすら感じるのだ。
ライブをしたいミュージシャンと、ライブを開催したいお店と、ライブを見たいお客さんが居た空間。
マイナス部分にばかり目を向けさせるメディアと、無闇に騒ぐ人たちには解らないだろうな。
前日のMCでも言った事。「やる覚悟とやめる覚悟は同じくらいデカイ」。
つまり攻め合うべきでは無いと思うのだ。

岩方さんの言葉は声のでかさと同じく、重く低く心に響く。
「こんな時期に出会った人の縁って大事よ」
同感です。ありがとう。

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この日は長男宅滞在も最後。
布団はキチンと自分でたたんでいたので、小さな手紙を置いてきた。
出る前に部屋を見渡し、やはりこみ上げる寂しさを感じながら鍵をかけた。

また来るからな。元気で頑張れよ。はるや。

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昨夜の名残か、まだ風が冷たい。
駅までの道はもう覚えた。
まっすぐJRに向かい平塚へ。

もう何年も会っていない叔父の家を訪問。
従姉のチヨちゃんに駅まで迎えにきてもらい、近況を話しながら緑があふれる美しい街並みを歩く。


叔父は少しアルツハイマーが始まったと聞いた。
叔母が亡くなり随分経って、パートナーと一緒に暮らしている事も聞いた。
パキパキと小気味よく話すチヨちゃんの口調は幼いころと変わらない。
抗がん剤に頼らず自分でガンを克服した彼女の生き様は、男からみても男前。

叔父の部屋は高層マンションの11階にあり、玄関から富士山が見えるという。
この日は天気が悪く「色々運が悪いねぇ」と笑われる。
部屋に入ると叔父が出迎えてくれた。全く変わらない温厚でにこやかな叔父。
従姉のさっちゃん、従兄の茂くんとお子さんも来てくれて、パートナーの小泉さんも歓迎してくれた。
念願の叔母の仏壇に花と線香を供え「今も音楽続けてます」と報告した。

高校を出てすぐに東京で作曲の勉強をしたいと夢見てた時期があった。
叔母は身内でただ一人肯定してくれた人。
「2年頑張り。アンタも認めてあげ」と弟である父に言ってくれた人なのだ。
今ではその「2年」の意味が良く分かる。
全て見通してたのかも知れないなぁ。


小泉さんの計らいで近所の美術館にあるレストランへ。
ランチの予約をしてくれてた。
あれやこれやと久しぶりに会う従姉弟たちの会話を聞きながら、叔父とも話し、小泉さんとも話し。
茂くんが描いた絵を見せてもらったり、さっちゃんの子が結婚するかもという話を聞いたり。
温かく迎えてもらった松尾家に心から感謝。


親たちが元気な間に一族集めたいと強く思った。
葬式で「久しぶり」っていうんじゃなくて。
三世代が集まれる時は、そんなに残っていないのだから。


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ライブ後はネットカフェで泊まったが、初めてのことで全く眠れず(笑)
新幹線で仮眠し、無事帰宅。
松尾家から預かった物を両親に届け、3日ぶりに愛犬と。



さぁ。また仕事も頑張ろう。
全部自分らしく。