少し前に買った古本、宮本輝の彗星物語を読み終えた。
フックという犬がいる城田家。
ハンガリーからの留学生を迎えてからの3年を描いた物語。
コミカルな描写と、時折混じる親の目線。
ラストは夜中に声を出して泣いてしまった。
彗星のような出会いは自分にも沢山ある。
「出会いを大事に」と言いながら、距離を縛るような関係ではなくて。
会えなくても遠くても、与えてもらった影響を忘れず刻めるような人やもの。
あぁそうか。彗星なのだと曖昧に納得。
長編を読見終えてしまうと、なぜか寂しい(笑)