長女が読み終えて貸してくれた小川糸さんの本。
夜中に読み始め、あっという間に読んでしまった。
瀬戸内海のとある島にあるホスピス「ライオンの家」で人生の最期を送る主人公。
美しい島の景色と、人々。そして犬。
優しく穏やかな時間の中で、「生きる」という視点が少しづつ変わっていく。
「ライオンの家」では、入居者が自分の思い出のおやつをリクエストできるティータイム「おやつの時間」がある。
毎週日曜日のその時、管理人がリクエスト主の文章を読み、おやつが入居者全員に配られる。
毎回その場面で泣いてしまう。
主人公の最期の場面。
そして死後3日間の後書き。
書いててまた涙。
娘のおかげで素晴らしい作家を知れた。