吃音の国語教師「ムラウチ先生」が主役で、様々な生徒との関わりを描いたオムニバス。
「こんな先生が居たら」と思いながら読み進め、「こんな先生居たよな」と読み終えた。
言葉に詰まりながらも、大切な事だけを伝えてくれる教師。
重松清自身も吃音だということを、あとがきを読んで知った。
ムラウチ先生は重松のヒーロー像なのだという。
最後の「カッコウの卵」を読んで、号泣し、納得した。