このところ重松清以外を読んでいない。映画公開も始まった「とんび」を読み終えた。
ワクチンの待ち時間、電車移動の間で一気に読んで、思い切り泣いた。
両親が居ない男女が結ばれ、男の子を授かる。
幸せな日々に突然の事故で最愛の妻を亡くす主人公「ヤスさん」。
不器用で暴走しがちな父を持つ長男「アキラ」。
そしてそんな二人をずっと支える備後の人たち。
愛に溢れ、悲しみも溢れ、優しさが溢れる父親の成長記録。
映画では阿部寛がヤスさんを演じるようだが、自分的には竹原ピストルをキャスティングして読んだ。
映画も見てみたいけれど2時間では短いだろうなぁ。