2020-04-06

こずみっく


~SET LIST~

友よ静かに笑え
灰の中
その時 君は少し泣いてた
曖昧に
No way,Yes way

                  ・・・・・
久々のこずみっく。出演キャンセルで、あいこさんの出演者を募る投稿を見て立候補した。

舞子の橋はこの日もカッコよく、気温が低いせいか淡路島は少しだけ霞んでいたけど、ロックスターと一緒に海を眺め、ビールを飲んでから店に向かう。

お客さんは自分を見に来てくれた3名のみ。演者は5組。
和気あいあいな舞子の方々に混じり、元気そうなゴンさん、アイコさんを見て一安心。
お越しいただいた皆さん、共演の皆さん、こずみっくに感謝。

持参したアルコールスプレーは落として割れてしまったけど、道中や店内で役にたった。
「出るからには」とそれなりの準備を怠らないのも、今の風潮の中で「やる」ってことへの責任。
お店も出演者もお客さんにも、それが求められると思う。

・・・・・

この文章を書く前に緊急事態宣言が発令されるニュースを見た。


「ライブハウスを守る」という発言をよく目にする。
どうやって?の答えは色々ある中、一番は「お金」であることに間違いない。
今のご時世、クラウドファンディングもあれば、様々なアイデアで資金調達は可能だ。
実際先日お世話になった西横浜のバーも、地域4店舗合同企画が進んでいる。
大阪のpara-diceはクラウドファンディングの告知から一夜で目標額を超えた。
素晴らしい連鎖だと思う。


ただお金だけでは乗り越えられない面もある。
音楽の現場から音が途切れてしまう事。
これを止めたかった。
大事に大事に思っているライブハウスやバーには、何が何でも時間調整して出たかったのだ。

もしそこで感染者が出たら。
一夜にしてその店は閉店に追い込まれるかもしれない。
だから衛生面には気をつけた。常に手をシートで拭き、目薬も持ち歩いた。
「ほらみろ」と言われたくないし、あってはならない事。
あるかも知れない事だけに、揺らぐ決心を繋ぎ止めて電車に乗った。


音楽は無くなるわけではない。
親友の言う通り、自宅で音楽を磨ける時間は増える。

でもな。
現場でしか生まれないものを、もっともっと身に付けたいのだ。
現場でしか感じられない喜びや悔しさを音楽にしたいのだ。
だから大事な場所は無くなってほしくない。
そんな場所が沢山ある。


今は出来る限り事態収束まで国の方針に従おうと思う。
別のカタチで音楽の現場に役に立てれば。