2020-10-03

ライプハウス展

        
日本橋にあるGallery Ami-Kanakoで開催の、ライプハウスの作家さんの展覧会を見てきた。
初めて伺うギャラリー。オーナーさんもとても良い方。最終日に間に合って良かった。

写真は「マサノリワールド」のタイトルで、セロテープや画びょうなど文房具で作った動物たち。
柱の周りにぐるりと設置された高荻雅理さんのインスタレーション作品。思わずかがんで眺めたくなる。

藤山昇大さんのペイント作品は肉厚な絵の具で立体的。
パネルが重なりあっているようにも見える。おおらかな画風。

白井拓郎さんのドローイング作品。カラフルなキューブが曲線を描く風景画。
色使いがとても自由で楽しい。

北口翔さんのドローイング作品。水性ペン(であろうと思う)で描かれた魚たち。
ステンドグラスのようで美しい。

山根由香さんのペインティング作品。アクリルボックスは田中額装で担当したもの。
小さな作品を「積み木」に見立てた展示。個人的にはすごく好きなタッチの絵。


フライヤーに記載されているライプハウスの大澤氏の言葉。
「障害のある方々のアートは”アウトサイダーアート”や”アールブリュット”としたカテゴリー作品とみられるが、その考え方が正しいのか疑問に思い、模索中。
彼らは少しづつ異なる時間や空間の中で生き、多様性を持つ表現から生きている呼吸を感じる」

カテゴライズが正しいのかどうかは解らないけれど、障害を持つ方々のアートに触れる度に感じることは、圧倒的な激しい生命力と情熱。
一つ一つの作品にかける時間がそうさせるのかも知れないなぁ。とも思う。