ビジュアルアーツギャラリーで開催中の三保谷将史さんの個展に行ってきた。
毎回工場へ来られて、カラーの設定を細かく打ち合わせを行う作家。
「なるほど」と納得の特殊な写真作品がズラリと並んだ。
今回のテーマは「カメラを使わない写真」がメイン。
写真の根源や、現代社会の「映像」に対するアプローチが面白かったなぁ。
北海道、京都に長期滞在をして、出会った人達を「描く」ためにこのカメラを使ったらしい。
ファインダーに紙を貼り着け、映る輪郭をなぞるという技法。
色んな人物が、様々な表情で描かれていた。
以前聞いた事がある「ポートレイトにおける被写体(人)と撮影者(人)の信頼関係」を感じながら。
こちらはスマホに映る映像を、小さなレンズで覗きこんで描かれた作品。
「YouTubeやインスタなど流し見してる動画の中にある、人や情報を切り抜いた」
驚くことに「これはいつ頃のインスタ、これはいつ頃のTikTokの動画」と説明まで出来る記憶力(笑)
初めて行くビジュアルアーツギャラリーが今年最初のギャラリー訪問となった。
今年はアート感覚のインプットにも時間を使っていこうと思う。