またまた仕事が暇なのを理由に金曜日、土曜日を甲子園浜で。
今回は新しく届いた電動エアポンプ持参。
音も静かでパワーも静か。少しコンパクトになったので良しとする。
1日目は午後からに期待大の予報。
のんびり出発し、午前中はセッティングを済ませてから、持ってきたバルブ形状の異なるもうひとつのウイング(カブリナ6.0㎡)に付属バルブが合うかを試した。
合うバルブが何も無い事が発覚(涙)
SPOOKYの寺前さんに相談したが「カブリナを使ってる人は多いけど、バルブが合わないって聞いたことがない」とのこと。
カブリナユーザーに訊いておいてあげると言ってくれて、とりあえず持ち越し。
ついでに前回感じたテイルの揺らぎについての相談。
フォイルサイズを大きくしたほうが良いのか?
スタビライザーがフロントに対して小さすぎるのか?
お店で売っている中古のフォイルセットを購入前提での相談をばっさり却下。
「(自分の)そのセットに問題は全くないし、慣れる前に新しい道具を使い始めたらいつまで経っても上達しない。まずは安定して走れるようになったらフォイルの事を考えて遅くない。その後ターンもマスターし出したらボードの事も考えればいい。今は新しい道具は買わなくてよい」とショップ店長なのに親身なアドバイスをくれた。
「それよりも」と、どれだけ長く乗るか、持ってる道具で色々試す事が重要だと、極めて正論。
「マスト位置だけでも変わる」と色々アドバイス。
スターボードはコンセプトが「浮きやすく」出来てるらしい。フォイルもボードも浮きやすくデザインされているので、自分の今の位置(最前)はナンセンスだと。
「超初心者の時点では、とにかく浮き上がる事が大事なので、その位置で良い。ただ安定して走りたいなら真ん中から少し前とか少し後ろにして、自分の位置を試す事が大事」
早速その位置にセッティングし直し。初めて聞いた重要な話に感動すら覚えた(笑)
寺前さん、ありがとうございます。
1時過ぎになって、そろそろウォーミングアップがてらにと出廷。
30分もしないうちに南西が上がり始めた。
記録更新で200mくらいは浮いたまま走れた。
しかしそこから風上への進路転換は出来ず、安定もしない。
3時頃にはジャスト。6.0でも走っている人が居るくらい(上級者だろうが)。
ノーズの暴れを抑え、ポンピングも少し試してみた。
風上に走る事は出来なかったが、今までに無いスピードは出た。嬉しい。
そのうちパンピング回数が少なくても浮く程の風に。
疲れてきたのかリフト中に投げ出させる。
いつもはウイングを離してボードから飛び降りるのだが、何故かウイングを離さず落下。
ボード側面に胸を強打。ちょうどライフジャケットのガードが無い部分で、激痛。
しばらく呼吸も苦しい程だったけど、吹いていたので無理やり続行。
しかしあまりの痛みにギブアップしてシッティングで浜に戻っている最中に風も落ちた。
胸が痛くてボードを運ぶのも右手のみ。気づかなかったが右足もあちこち切れて血が出てる。
それでも新しい知識を得れた事と、記録更新が出来た事、次の課題がくっきりした事に満足。
2日目はあまり予報は良くなかったけれど、前日の記憶を色濃くしたくて、吹く事を祈りながら家を出た。
胸は依然として痛み、足も少し腫れている(涙)男はガマン。
駐車場で顔見知りになったオジサン(名前は知らない)と雑談中に寺前さんが自転車に乗って探しにきてくれた。
「カブリナユーザーが来たから相談してみたらどうか」と、わざわざ。本当にありがたい。
その女性もとても親切で自分のポンプを艇庫から出してきて、色々と説明をしてくれた。
「普通に付いてるベースバルブでいけるはずなんですが・・・」と。
(後日家にあるスターボードの手動ポンプを出して来たら、話どおりバッチリ一致した)
さんざんその方の持ってるポンプバルブを見て、頭に叩き込んでからAmazonで注文。
これで電動でも使えるようになる(はず)。
寺前さん曰く「たとえエアポンプでもキッチリ調べて、そこは(出費を)惜しまずキチンとしたものを買わないとお金の無駄」とバッサリ。
ご自身の使っているTOPUMPを出してきてくれて、利点(充電式)と短所(高音に弱い)を説明してくれた。
若い頃は「怖い人ばっかり居るSPOOKY」と思って避けて通っていたのが嘘のよう(笑)
本当に親切で優しい(少し口は悪い)寺前さんに心から感謝。
予報どおり風は上がらず、無理やり出てみたがパンピングに力が入らないくらい胸が痛む。
結局3時半には無風となり、この日は終了。
2日来て2日とも吹く日はまだ無い。
けど尚更金曜に来ておいて良かったと。
特に金曜は情報を沢山得る事が出来た日。
帰り際にナッシュのフォイルをセッティングしている方を見かけた。
会釈しても知らんぷりの愛想の悪い人だったが、「すみません!」と質問を色々。
話して見ると親切にアレコレと道具を見せてくれ、アドバイスもくれた(愛想は悪い)。
まだまだ入り口。まだまだ初心者。
すっかり海に戻った自分の事を少し好きになってる。