2019-03-06

長男卒業

2年間通ったグラムールの卒業式。家で見送っただけで会場には妻だけ参列。
春の気配に満ちた好天の一日。あっという間の2年だったね。

月末には神奈川へ引っ越し。
毎日顔を合わせると新生活について話し合う日々。
何日にコレとコレ、何日にはアレとアレ。などと。

慌ただしさの中でも時折長男が居なくなることを考えると寂しくなる。

入学当初からコンテストで入賞する事に必死になっていた長男。
努力の甲斐あって数回の入賞。学校のパンフレットにも作品が掲載された。
バイト代は服や遊びではなく、全てウイッグとカラー剤に代わった。
波長の合う友人も出来たけれど、一緒にすることはウィッグのブリーチやカラーばかり。
美容に費やした2年は、きっと今後の肥やしになると思う。


幼い頃はいい加減で、集中力も無く、怠けることの多かった春弥。
君が変わり始めたのは小学校5年の担任の影響が大きい。
中学の担任、高校の友人たち、バイト先の人達、そしてグラムールの先生や仲間たちから沢山の影響を受けて今の君が居ます。
なにより君のその根っこには、この家族の愛がたっぷりと含まれている。
これからどんな風に幹を太くして、どんな風に枝を伸ばし、何色の花を咲かせるのか。
少し遠い所からになるけど、見守っていこうと思ってます。

一人で暮らし、辛い朝がくるかも知れないけれど。
そんな朝は明るい妹たちを想え。

仕事で行き詰まり、壁にぶつかる日が訪れるかも知れないけれど。
そんな日はこの父を想え。

心がささくれて乾き、自分を失いそうになる夜風に襲われるかも知れないけれど。
そんな夜は優しく強く包み込む母を想え。

君には帰れる場所がある。
忘れるな。

グラムールで培った技術と信念を以て、田中家で育った愛と優しさを忘れずに。
君だけの道を突き進め。

父はずっと応援しています。

頑張れ。