2023-05-21

ガットギター改造3

グチグチ言いながら始めた初めてのギター改造。
なんとか一時工事は終了。

・穴を拡げてペグをGOTOH製にチェンジ。
・ネックの塗装を剝いでクリア塗装。
・ボディ全体の塗装を剝いでクリア塗装+ワックス。
・サドルを樹脂製から銅製にチェンジ。
・ブリッジを剝がしてエボニーで新規製作。
・ピックアップをL.R.Baggs iBEAMにチェンジ。
・エンドピン取り付け。
・弦をボールエンドのD'Addario EJ32(ブラックナイロン)に。

バックの割れも完全に治った。めでたしめでたし。
音も流石61年製(62歳)。良く鳴る。


ところどころ空回りする元のペグ。
外してる最中にパーツがあちこち外れるというガラクタさ。

元のネジ穴を埋め木(爪楊枝)し、ポスト径を拡げて、ペグの取り換えも無事済んだ。

これでスチール弦を張る事は出来ない(事もないが)けれど、ガットギターとして買ったので問題は無い。

(左上)元のバック。割れがくっきり。
(左下)割れ補修後、塗装を剝いでナチュラルに。
(右上)元のサイド。ニスのような妙なテカテカ加工。
(右下)塗装を剝ぎ、打痕も処理してナチュラルに。この時点で単板だと確信。

指板の説明も「オイルを3回。しっとり」とデタラメな説明。
一目見れば塗装指板だと分かる(笑)

ポジションマークの位置が変(笑)5,7,10,12って!
とか言いながら塗装を剝いて、ネックサイドにマジックでポジションマークを書いた(笑)上からクリア塗装したのでもう消えない。
指板はトラ杢のサクラ材(だろうと思う)。まずまず。


こうして見ると前の色も悪くなかったか(笑)

なんとなくガットギターが弾いてみたくてオークションで買った本器。
あまりのガラクタ感に腰を上げてしまって、結局そこそこかかった出費と労力。

しかし初めてのスロッティッドヘッドの事を色々調べたり、マイクの位置を考えたり良い経験になった。

ナット巾も普通のギターより少し広い程度だし弾きやすい。

結果良い買い物だったなぁと言い聞かせている(笑)
ブリッジはいつかもう一度作り直そうと思う。(ボールエンドが食い込んで割れかけ)