3連休の2日間は、すっかり秋めいた甲子園浜で。
さすがに早朝の水は冷たく、この日からシーガルに衣替え。
1日目(7th)いつも通りの時刻に着いたけれど、一番乗りではなく既に数人がセッティング中。
前日の大雨の後の冬型気圧配置で朝から北風が強く、各ショップも8時には開いてた。
懐かしさを覚える程の風の力。初めて感じるくらいウイングに重い力がかかる。
周りはすでにスイスイと浮き、中にはトリックを決めている若者もいた。
気が付けば風下に流れているので(この日のコンディションでは外海に出てしまう)、気を付けて風上にチマチマと登っては下り、登っては下りを繰り返した。
少し浮き上がってはバランスを崩し落水する。これは既に経験済み。
上手くいかず、ちょっと頭を整理した。(今後の為にメモする)
・後ろ足荷重でノーズが浮き始める→ノーズが振れてバランスを崩す。
なのでノーズを抑える為に少し足巾を広げて、前足は進行方向へ向け、ボードの芯に乗せた。
ウインドの要領も加えて、風下に向け加速する際に前足でボードを進行方向へ蹴る。
浮き上がる瞬間を感じたら前足に荷重して、板をフラットに。
するとついにボードが水を切る音が消え、浮き上がった。
最初は2秒程。3m程度かも知れない。
立ち位置を失い落水。
次は浮いた後、ウイングを若干シバー気味にして楽な姿勢になるように心がけた。
(実際は力みまくっていたが)
すると3秒程浮けたのだ。
超低速で5~6m進んだくらいだけど、落水の時には思わず「よっしゃー!!」と叫んだ(笑)
以前セッティングについて質問をした方が見てくれていて、岸に上がると「浮けましたね!」と声をかけてくれた。
「2~3秒ですけど」と照れながら足位置や荷重についての確認をすると「合ってますよ!」と笑い「階段を上るようなイメージです」と教えてくれた。
(今はまだイメージが湧かないけれど)
「ここからは浮いてる時間が徐々に増えていくから」と嬉しい言葉を貰い、タイムリミットを超えても(愛犬散歩時刻)粘ってチャレンジしたけれど、この日はギブアップ。
夕暮れの時刻に後片づけをするのも25年ぶり。楽しく、やりきれた一日になった。
2日目(no count)気圧配置を見て行くかやめるか迷ったけれど、結局フルセットを持って海へ。
前日とは打って変わって全く無風。鏡のような超フラット海面。
とりあえずセッティングをして出てはみたものの、全く風が吹いてこない。
予想通りのコンディションに落胆することなく、時間を有意義に使うためパドル出動。
前にアドバイスをもらった「板が回らないパドリング」を練習。
ゴツゴツとボードにぶつけながらも、徐々に慣れてきた。
全くのストレートにはならないけど、クルクル回る事はなくなった。
立ち方もサップのように真っすぐではなく、右足後ろのレギュラースタンスにしてみる。
真っすぐは進まなくなるけど、芯に乗れるのでローリングせずに漕ぎやすい。
「これで真っすぐ進ませたい」と試行錯誤を繰り返す。
スピードは出ないけど、ゆったり漕げば曲がらなくなった。
周りで練習しているサップフォイル(バラクーダ)の人に声をかけて、海上でアドバイスをもらって、次は浮き上がらせようと急にレベルアップな意気込み。
30分くらいでギブアップ。以前の左腿肉離れの箇所が痛み始めた。
見た目以上にハードなのだと感じ、迷ってた(血迷ってた)バラクーダ購入計画は無くなった(笑)
日が暮れるまで乗ってた若い頃と違い、夕方5時には愛犬の散歩が出来る時間に帰る。
毎週海に通ってた若い頃とは違い、ライブや家族の事、仕事を優先する。
月に何度行けるのか分からないけど、始めて良かったと毎回思う。
音楽で知り合った人達は、名前も住んでる場所も分かるしSNSでの繋がりもある。
海で新たに知り合いになった人達は、名前も分からない人も多い。けど毎回会話をする。
そんな人が毎回少しずつ増えていく。
SNSでの繋がりは無いけど、乗ってるボードは知っているし、車も分かる(笑)
面白いなぁ。