2025-09-24

WING 3DAYS(2+1) vol.3

 

またまたケガだらけだが非常に経験値が上がった3日間。写真は2日目にヨーコさん(コージさんの彼女)が撮ってくれた。

1日目
風予報イマイチ。夕方からはアンダー気味ながら少し吹く。
だけど浮いて走ったのは50m程度一回のみ。

ヒューサレージにも長いボルトで固定するとは知らずに1年。
マストのジョイントコネクタナットが抜け落ちたままにしていた。
「ありえない」と寺前さん。ラナイズに一緒に行きナットを買い、合うボルトをくれた。
その後フォイル部分についての説明を、実際の商品を見せてくれながら丁寧にレクチャー。

帰宅後早速ナットをマストに接着して(すぐ取れてしまった)、翌日に臨む。

2日目
風予報は北風6m。ワクワクしながら早起き。
到着すると既にビュービューとブローが入り、既にウインドが一人出ていた。
急いでセッティングをし、8時半にスタート。

午前中はアンダー気味ながら少し浮いて、足位置などを確認。
そうこうしてるうちにコージさんとすれ違い、海の上で質問タイム。

ポートで主に起こる「浮いたとたんに風下にクルリと回って落ちる」事について尋ねると、「重心移動をもっと前足に意識して」とアドバイスをもらった。

ヨーコさんが撮ってくれた動画より切り抜き。

午後からは4.0㎡でも走るくらいのオーバーコンディションに。
海面はブローで真っ黒。海上は大渋滞(笑)

途中またボード側面に落ち、胸を強打。激痛と呼吸困難。
しばらくうずくまったまま落ち着かせる。
右足の小指も強烈に痛む。
また骨にヒビが入ったかも知れないけれど、まだ乗れると自己暗示にかけてリベンジ。
このあたりはウインド現役時代よりもメンタルが強くなったように思う。

コージさんの後ろについて、ポートで浮いたままラン。
振り返って驚かれて、「すげー!」と褒めてもらった。
記録更新の300m超。ポート苦手意識も消えた。

さらに浮いてからの重心移動で「足を使う」のではなく「ウイングを前方で構える」ことで安定感が増す事を発見。嬉しい。

何度かフォイルが海面から抜けたが、リカバリ方法を帰り際に見知らぬ先輩からアドバイスをもらった。
スピードが上がりすぎると浮き上がりすぎる(ローアスフォイルの場合)ので、リフトし過ぎと思ったら風を抜くといいらしい。
「みんなそこを経験済み」との事。優しい人だった。

朝8時半~夕方3時半まで6時間。ほぼ乗りっぱなし。
板によじ登るのも辛く、限界を感じこの日は終了。

しかしマストとヒューサレージをボルトでつなぐだけで、こんなに足元の感覚がかわるものかと実感した。
ビーサンで歩いてるのと、靴を履いて歩くくらい違う。

3日目
月曜日を挟んで祝日の23日。全くケガは癒えていないけれど、風予報を信じ5時起床。
7時半には到着し、イソイソとセッティング。
またウインドの人が既に一人で練習してた。見習わねば。

予報は7時~10時まで北風5m/s。全くそんな感じは無く(涙)
それでも時折入るブローは割と強く、9時頃にはバンバン走ってる人が居た。
自分は1本だけ浮いて100mくらい。ただし安定感はあった(はず)。

2日目がかなりオーバーだったので、この日初めての6㎡を。
2024年製のCABRINHA VISION。とにかく軽いなぁという印象。

寺前さん曰く「6.0で走れるように練習することが大事。浮かせ方を覚えたら、次のステージ」。
すっかり7.2㎡で慣れてきたけど、2日目に浮いてる最中にチップが海面にこすれる感じがあり、しばらく封印することにした。

ハンドリングはびっくりするくらい軽い。ウイングを返すのも楽々。
ただウイングにかかる風のパワーはやはり弱く、1㎡の差を感じた。

結局10時には鏡みたいな海面になってしまい、胸の痛みもあって早々に撤収。
帰宅後ボードのデッキ補修をしたり、工場用に届いたライトを取り付けたり。


3日間で1日だけだが、走りまくれたのが嬉しい。
ジャスト~オーバーなら当たり前かも知れないけれど。
出来るだけ乗りまくって、早く「浮かせ方」をマスターしたい。


覚書
・パンピングはもっと動作を大きく(大げさに)。動画をみるとかなり動作が小さい。
・浮き上がったらウイングを前に構えて、立ち位置を確保する。同時にポンピングも大事。
・足位置をもう少し分析すること。ストラップ位置も修正が必要かも。
・マスト位置はほぼセンターから少し動かすくらいが乗りやすい。アンダーでは25あたり。