2025-11-02

NEW BOARD,NEW FOIL

 

昨年フルセットを中古で揃えて一年。
今年夏からは本格的に練習をした成果で、寺前さんの許可も出たのでギア一新。

新しい板はSTARBOARDのTAKE OFF 5’5”で95Lにサイズダウン。
ブルーカーボンで超軽い。程度の良い中古をメルカリでゲット。

それに合わせてフォイル一式はスプーキーで新品購入。
マストはFoam Core Carbonの82cm。
フロントウイングはGlider2の1400c㎡。
QL2ヒューサレージとリアピース、リアウイングは250。フォイルバッグ付。

合わせて40万(涙)でもレベルアップには不可欠なのだ(自己暗示)。

「フォイルのポテンシャルの違いを比べたほうが良い」と寺前さんのアドバイスがあったので、この日は旧フォイルも組み立てて乗り比べ。

ワクワクで準備していると、電動ポンプに繋いでるウイングから嫌な音がした。
「プシュー」という大きな音の後で、みるみるしぼんでいくウイング。
真っ青になって再度繋ぎ直してみたり、どこが不具合なのか探ったが分からず。
スプーキーへ走って事情を伝えたが、「ネットの中古品はメーカーで対応してくれない」のだそう。
気の毒そうに色々と説明はしてくれたが、「個人出品の中古ウイングはネットで買わないほうがいいよ」とのアドバイスを守らなかった事を後悔。
自力で治す方法も教えてくれたが、「いずれダメになる」とのこと。

「どうする?フォイル買ったばかりやし」と気の毒そうに声をかけてくれ「ゆっくり考えて」に対し即答で「新品でオーダーします」と(笑)
値引きもしてくれたが20万。この10日で合計60万(ブルブル)。
コージさんに伝えると「考え直したほうがいい」とマジ説教(笑)
でも「新品の道具はスプーキーで買う」と決めているのでと答えた。

コージさんが予備の6.0を貸してくれることになり、10時過ぎにようやくスタート。
ちょうど風も吹き始め、ローアスの旧フォイルで出艇。

板のサイズダウンから最初は取り廻しに力んだけれど、浮き始めも早く、カーボンボードの軽さを思い知る。
ただしフォイルの性質で浮いてからのスピードは、旧ボードと変わらず失速もしやすい。
2時間程乗りまくって、ボードの芯確認と足位置のチェックを済ませた。

昼食後はイソイソとニューフォイルにチェンジ。
ブローはガスティで安定しないけれど、とりあえず出艇。

走り出しも良く、浮き始めもローアスと遜色ない。
そしてスピードが全然違う。
マストが10cm長くなったことを過信して、何度もフォイルが抜けて落水。
スピードが出てからのボードの水平キープをもっと意識しなければ、少しの重心の違いにシビアに反応する。
後足位置は本当にもっときちんと意識せねば。

浮いてからは楽しいくらい浮いたまま走れる。
無風ゾーンに入っても、足で漕げばまたリフトアップし加速もする。
グライダーすげーな。

3時頃で風が落ち、パドリングで戻って(無風では前みたいに立ってられない)この日は終了。
コージさんにウイングを洗って返し、御礼を伝えに行くと「別人やん」とめちゃめちゃ褒めてくれた。
「誰も走ってない時に田中さんだけ浮いてた時間があったよ」とこそばい賛辞。
いや。こうなれたのは懇切丁寧にアドバイスをくれるコージさんのお陰なのだ。
追いつく事は無いかもしれないけれど、背中を見て精進したいと心から思う。

洗い場で板を洗ってると寺前さんが声をかけに来てくれた。
「初日であれだけ乗れたらオッケー」と。滅多に褒めない人に褒められて驚く(笑)

フォイルを分解してるとフロントウイングが殆ど外れていた。
ネジが緩み1周だけでぶら下がってる状態。クイックロックも緩んでた。
危ない。もう少しで買ったばかりで6万サヨナラになるところだった。

ついてない日だったけれど、後に繋がり、意味を得る事を祈ろう。

覚書
・ストラップ位置はもう少し後にずらして、ノーズが沈まないようにする。
・マスト位置はもう少し後にずらして「浮きすぎ」を防ぐ。
・前回発見した「シーソーグライド」が出来る後足位置を探る。
・浮いてからのフォームをコンパクトにする。なおかつボードを水平に。
・浮き上がりすぎた時のリカバリ方法を探る。寺前さんにも尋ねる。
・ビスはガチガチに締め付ける(笑)