2021-12-31

2021総括

 

東京オリンピックが行われ、総選挙も行われ。

大きな出来事も小さな出来事も全て「コロナ」と共存した一年。

経口薬開発のニュースも耳にし、なんとなく出口を感じる2021の大晦日。

写真は2年ぶりに訪れた神戸で、久々に食べたうけ月の鶏刺身。美味しかった。

訳の判らぬまま過ぎ去ったような一年を振り返る。


【仕事】

1月の過去最低記録から始まり、本当に暇な時期が長かった一年。

10月末からは一年分をまとめたようにオーダー殺到で休み無というコントラスト。

そんな中でも新しいギャラリーや新規の作家さんからのオーダーもあり、ありがたい評価もいただきながら「仕事勘」だけは衰えないように意識した。

原油高やウッドショックもあり、材料は高騰続きで悩んだ時期もある。

自分に足りない部分が「確認」である事を、音楽を通じ学んだ年でもある。

妹の田中額装卒業も、来年からの姿勢に意味を持たせるように努力したい。

まだまだまだまだ。伸びしろに気が付いたのだから頑張るのみ。

日本一の額縁職人を目指して、出来ていない事を沢山発見しようと思う。


【家族】

京都の大学に通うため末娘が引っ越した春。

生まれ育った家を引き払い、母が近所のマンションに引っ越した夏。

守るものが少しずつ減ったようにも思う一年だった。


妻は変わらず百貨店と工場の手伝いの兼務をこなしてくれた。

来年からは少し負担を増やしてしまうけれど、持ち前のふんわり感でこなしてくれるだろうと思う。


長男は昇級目指して頑張っている。変わらず美容師道まっしぐらな所は讃えたい。

変わらない穏やかなところはそのままに。男としても磨きをかけて欲しい。


長女は春から保育士として仕事に奮闘中。帰宅後も園児の写真を眺めている。

好きな仕事に就けて良かった。このまま頑張ってください。


末娘は大学で知り合った人と交際を始めたらしい。広島生まれのナイスガイ。

恋も勉強もバイトにもヒカルらしく真っすぐに向き合ってください。


サン君は相変わらずの甘えた君。自分の曲に反応して歌うという芸も身につけた。

もう少し落ち着きが生まれ、車に乗れるようになってほしいなぁと思う。

ヘイジ君は寝てばかりで全く懐かなかったなぁ(笑)


【音楽】

ドラムの上野達也とのスタジオだけは毎週欠かさずやってきた一年。

彼からようやく「第一段階は卒業ですね」と嬉しい言葉を貰えた。

ライブは数えるほどしか出来なかったけれど、インプットにかけた時間と情報量は過去数年の中でも一番大きい。

見える景色。聞こえる音。それらのスピードやリズムを少し細かく感じられるようになった。

それらをギターと歌に活かせるように、精度をもっと高めるために精進あるのみ。

来年こそレコーディングに入れるように気合いを入れて引き続き頑張ろうと思う。


仕事もプライベートも色んな面で「知らなかった自分」を見たような気がする。

良い意味ではなく、悪い面で。

それらに気が付いた事が嬉しい。そして向き合おうとも思う。

使える時間に対してもっとシビアに。

そばに居る人にもっと優しく。

怠けそうな自分にもっと厳しく。

「熱く生きる」という事を忘れないように。


2021年に関わってくれた人たち、出会った音楽や本、見た景色に心より感謝を。



2021-12-27

さすらい猫ノアの伝説

 

少し前にプレゼントしてもらった重松清の本作は、小学生向けに描かれた物語。

色んな小学校を訪れて、「クラスが忘れているもの」を思い出させてくれるノア。
小学生向けとはいえ、そこは重松清の文章。当然泣いた。

いつものようにググっと引き込まれるようなお話ではないけれど、「そやなー」などと思いながらあっという間に読み終えた。

いつもながら重松のあとがきが良い。

2021-12-26

メンテナンス

 

愛車のメンテナンスを最寄りのコスモステーションで。
車検は友人の自動車屋にお願いしているが、今回はエンジンオイルとエレメントオイル交換のキャンペーンをやっていたのでコスモでお願いした。
ついでにコーティング加工もやってもらった。
鉄粉取りも依頼したので金額ははったけれどお値段以上の美しさ。

強い寒波の影響で非常に冷たい風が吹く中、丁寧に仕上げてもらった。
サンキューコスモ。

2021-12-24

卒業

本日12月24日をもって妹が田中額装を卒業。

田中額装のスタッフとして3年と少し、父の代から合わせると25年以上のキャリア。

兄として口うるさく指導する点は多かったが、それでもよくついてきてくれた。

幼い頃から共に工場で育ち、木で遊び、よく手伝いをさせられた兄妹。

ベテランの妹が「アロマの仕事をしたい」と切り出したのは3か月前。

コロナも影響したようだけど、やりたいことを見つけた妹を素直に応援したい。

最後に花を贈ると泣き出した。

無論もらい泣き。


今の工場をスタートさせた頃を振り返り、きちんと言葉で感謝を告げた。

あらためてここにも。

君が居て、父母が居て、家族が居て、協力してくれる友人が居て、どうにかスタート出来ました。
あの時の感謝を事あるごとに記憶から取り出して、眺め、初心に返る。


新しい仕事を始めるなら起点を忘れないようにしっかりと。

その場は帰点となるのだから。

3年間お疲れさま。ありがとうな。がんばれよ。

2021-12-22

中山式快癒器

肩と背中が強烈に痛い。根性だけではクリア出来ないお年頃。

久々に中山式を引っ張り出した。
母から貰った年代物。全く壊れないメイドインジャパン(笑)

風呂上りのストレッチ後、コレの上に寝ころんでいると不思議なくらい痛みが和らぐ。
ありがとう中山。
 

2021-12-21

EARL GREY

 

フレーム引取りに来られたフランス人作家さんから手土産の紅茶。

関西弁の外国人と話すのは楽しい(笑)せめて英語で日常会話が出来たら良いのにと思う。

年末残業モードもあと一息。2021年ももう残り僅か。

温かい紅茶を淹れてホッとしよう(ホットだけに )。

・・・・・

21日は父の命日。今日で一年になる。

先日一周忌を終えたけれど、やはりこの日は朝から父を思う。

父の好きな王将の餃子とアサヒスーパードライを神棚に捧げ、母の家で夕飯を一緒に。

父の気配を感じながら短い時間だけども親孝行。

長女と母が友達のように仲が良いのが嬉しい。


2021-12-18

ド根性モード

 

今年も大分の美大の卒業展示フレームの受注が殺到。
今年は写真コースの生徒さんからのオーダーも増えた。

「年内に」とのご要望のお客さん。
そんな言葉をメールでやりとりして年末を感じる。

写真は朝の散歩コースの公園にある南天の木。
空の色と緑の葉、そして赤い実のコントラストが美しい。

10月末から休みが無く(先日のライブの日くらい)、今月9日からは「年末モード」または「ド根性モード」での残業が続いている。
朝8時~夜7時までの通常作業に加え、夜8時からの作業。
普段事務作業に充てている時間を作業に費やすと効率は断然良い。(ただし見積依頼への返信が滞りがちになる)

朝4時5時までの残業が2回あった。
その翌日も0時を回る残業になったが、「ノーミス」「パフォーマンスのキープ」については若い頃よりも良くなったと自負。
年齢には勝てず、疲れ方は酷いけれど、風呂あがりのストレッチでどうにか対処出来ているなぁ。

あと少し。
仕事に追われるこの感じに感謝しつつ、ケガの無いよう、お客さんに喜んでもらえるものを。

シャリンバイの実は少し汚いブルーベリーみたい。

2021-12-11

Koji Comp

新たに追加したSuhrのコンプ"Coji Comp"は、予想どおりの逸品。
少し前に買ったJHSと入れ替えて、アコースティック用のボードはSuhrだらけになった(笑)

まだ設定に悩んでいるけれど、薄くかけているだけでも音の輪郭がくっきりしたような。
センターのトグルスイッチでキャラクターもチェンジ出来て至れり尽くせり。

先日のライブで早速使ってみたけれど、線が細くならないように研究しなければ。

18Vでコンプとトレモロ。自慢のボードが完成いたしました。
 

2021-12-05

T-true

 

~SET LIST~

灰の中

ターコイズマン

百光年の旅路(NEW)

月の真下

No way,Yes way(with Kozo Okamoto)





少し早いが今年最後のライブとなった「ジュークジョイントへ行こう」。忘年会スペシャルとあって豪華な演者に交じって楽しく終演。

お越しいただいた皆さん、出演者の皆さん、T-true、栗田さんに心より感謝。

福島かっちゃんと事前に居酒屋で少し飲み、片山しんちゃんの演奏で心が揺れ、松本誉臣の歌で少し泣き、よしはるにビールをたかられ、新曲を披露し、新しいエフェクトを使い、少し褒められ、きちんと帰った夜。

忘れていたわけでは無いけれど、「ライブの良さ」みたいなもの。
日々のインプットの積み重ねを演奏で出すということの大切さなんかを実感。
なかなか目に見える上達は自分では感じられないが。

今年最後のステージが良いものになって良かった。
引き続き精進あるのみ。

2021-12-03

Beaujolais Nouveau 2021

遅まきながら今年のボジョレー。妻からのプレゼント(家計費だが)。

「今年のは~~」という批評が出来るほど詳しくないけれど、毎年の楽しみの一つになっている。

安いチリワインばかり飲んでいるせいか、高級な味がして背筋が伸びる(笑)
 

2021-11-30

12月ライブのお知らせ

 4日(土)高槻・T-true

今月も1本入魂(笑)

新たな変異株に若干の不安を覚えながら、今年最後のライブを楽しみたい。
1年取り組んで来たこと、今年の思いなんかが出せればと思う。

2021-11-27

ナイフ

 

「いじめ」をテーマにした短編集。重松清らしい生々しい描写。

表題作「ナイフ」はいじめを受けている一人息子の父の目線。
1999年に坪田譲治文学賞を受賞している。
当時の世相を思い浮かべながら読み、「自分の息子がこうだったら」と締め付けられる思い。

重松清自身が一番のお気に入り(当時)という「エビスくん」。
先天性の疾患を持つ妹のために、エビスくんにいじめられながらも「親友」と慕う兄。
少年期の「強いやつへの憧れ」というものに強く共感できる。

あとがきで記されたラストシーンでの一言「エビスくん、どこにおんねや、きみはいま」は、自殺した親友への重松自身の言葉。
あとがきで号泣したのは初めて。

2021-11-24

栞21歳

先日夫婦で行った「鯛の鯛」で栞の21歳の誕生日祝い。
家族で難波での食事が、何故か初めてだったので、妙に楽しかった。

少し高い(田中家にとっては)お店だけれど、新鮮な魚料理は本当に美味しい。
本マグロの造りに「こんなん初めて!」と興奮気味の姉妹。
栞は日本酒にも挑戦し、この日デビューを飾った。正月が楽しみ。

残念ながらカラオケからの記憶が無いけれど、楽しい宴になって良かった。

栞、生まれてきてくれてありがとう。


2021-11-19

Suhr Alexa

 

アコースティック用のボードに新たに加わった揺れモノ。
トレモロでSuhrのエフェクターに惚れてしまい、迷うこと無く(いや迷ったけども)購入。
ロータリーエフェクトが欲しくて、strymonのロータリーを調べていたら、Alexaに入ってることを知って即決定。

ABと2パターンの独立チャンネルで設定した揺れを出せる。
つまみゼロでも踏むだけで音色にふくよかさが増す。
Aであっさり目のコーラス、Bで深めのロータリー(超低速)に設定。
音瘦せも無く、アコースティックでもエレキでも輪郭を残した揺らぎを作れる優れもの。

自分へのクリスマスプレゼント第一弾としておこう。

2021-11-16

24周年 

 

24周年記念の田中家誕生日。今年は夫婦と長女の3人でささやかにお祝い。

食事量を少し落としていたのだけれど、かす汁が美味しすぎて。
少し瘦せなければとは思っているのだけれど、春巻きが美味しすぎて。
家族3人とも「明日からがんばろう」と励まし合いながら完食(笑)

来年は銀婚式か。
高級ホテルの高級レストランで高級に完食するのもいいなぁ。

ともあれ。
妻よいつもありがとう。

2021-11-13

POWER CARRIER VA-05 ADJ


 アコースティック用のエフェクトボードにパワーサプライを追加した。
元のmaxonのパワーサプライはケーブルが上に伸びるのでかさ張る事と、ケーブル全てVITAL AUDIO製だからという理由。
心なしかコンプのノイズも軽減したように思う。

出力ポート数は5個も要らないけれど12、18Vに切り替え可能なポートがあるのが魅力。
トレモロを18Vで出してみようと画策中。

見た目もすっきり。

2021-11-10

舞姫通信

 

自殺した兄を持つ教師である双子の弟。
務めている学校で不定期に配られる謎のプリント「舞姫通信」。

「自殺」をテーマにした重松清の文章は、どこか生々しく、激しく、厳しい。

亡き兄の元交際相手との関係や、先輩教師家族の人間模様。
心中を図って生き残ってしまったタレント出現から、若者のブームとなる「自殺志願」。
時折描かれる舞姫通信も少しづつ形を変えていく。

随分古い作品ではあるが、教室の風景、メディアの無責任さ、社会の軽率さ。
そんなものは何一つ変わらないなぁと思う。

重いものを引きずりながらも「生きていく」ということ。
じわりと心に重しを乗せられるような作品だった。

2021-11-07

Art Collaboration Kyoto

 

国立京都国際会館で開催されている”Art Collaboration Kyoto"へ末娘と一緒に。 国内と海外のギャラリー、作家が一つのブースで混ざる展示。 現代アートのコラボレーションは素人目線でも興味深く楽しめた。 末娘にとって初めて触れるアート鑑賞で、NYの作家のアクリル油彩を大層気に入った様子。 「楽しい!」と喜んでくれてよかった。 長い外出自粛から久しぶりに展覧会。 その後は冬準備の洋服や寝具を買い、ちょっと高級なお寿司屋さんで二人外食。 良いインプットが出来た。

2021-11-05

大芸術祭

米米CLUBのライブに初参戦。初フェスティバルホールへ妻と一緒に。
ビデオで見たときのまんまの姿と声。
音楽としては置いといて(笑)エンターテインメントとして最高に素晴らしいステージだった。

新婚間もない20数年前に解散。
東京での解散ライブに妻が行きたいと言った。
当時はお金も余裕が無く、「いつか再結成したら連れていくから」と諦めさせた。
その約束が果たせて良かった。

帰りに難波で食事。ちょっとだけ高い海鮮のお店で色々話す。
プロのステージは余韻が違う。ずっと楽しい。



2021-11-03

2021-10-31

つるかめ助産院

 

主人公が失踪したパートナーを探すために、思い出の島を再訪し、様々な人との出会いにより少しづつ変わっていく。
島の美しい自然の描写は、土の匂いと潮の香りが鼻をかすめるよう。
小川糸らしく食べ物も沢山出てくる。
穏やかで優しい時間、激しい出産の様子。色んな事情を抱えて生きる人たち。
素晴らしい物語。

長女の勧めで「コウノドリ」というドラマをネットで見終えたばかりで、出産への敬意が増したところだった。
コウノドリのオープニングのとおり「出産は奇跡」だとあらためて思う。


2021-10-29

キンモクセイ

 

朝の散歩コースの公園にキンモクセイの香りがするようになった。
ほんのり甘い空気を吸い込んでリラックス。

桜の紅葉も始まり、いよいよ美しい秋が始まった。
季節ごとの花が咲くこの公園は、ゴミを不法投棄する人たちさえ無ければ自慢のスポット。

先日読み終えた「食堂かたつむり」を読み終えて、更に季節ごとの自然や食材への関心が増したような気がする。
感謝の気持ちを忘れずに生きたい。

2021-10-27

FootRock&BEERS

 ~SET LIST~

ターコイズマン

曖昧に

月の真下

someway

灰の中

・・・・・

久しぶりのライブはFootRockから。また少しずつ始めて行こうと思う。

お越しいただいた皆さん、出演者の皆さん、フットロックのブラザー達に心より感謝。

持って行ったエフェクト。リハ無でぶち込むのは無理があったと反省(笑)
そこらあたりのアドバイスも聞けたし、しばらくは「音作り」に勤しみたい。


2021-10-25

食堂かたつむり

 

小川糸が「これでダメなら諦めよう」と活動10年目の節目にして大ヒットした作品。
2008年に出版され、2011年にはイタリアの文学賞バンカレッタ賞料理部門受賞。
読み始めると止まらなくなり、電車で涙しながらあっという間に読み終えた。

恋人の失踪のショックで声を失った主人公の倫子が、故郷へ戻り食堂を始める。
母との確執、祖母との思い出、恋人への未練、そして料理の神様と命への感謝。
話のあちこちにそんなものが散りばめられ、涙し、うなずき、微笑んでしまう。
静かで温かい人たち、優しく美しい季節描写。
「食べる」という事の意識が少し改まったような気がする。

確執の深い母との最期の時間、死後に見つけた手紙。
読み終えてからしばらくボーっとなってしまった。
映画も見てみよう。


2021-10-24

バラ鑑賞会

 

須磨離宮公園へバラを見にお出かけ。
満開とはいかなかったけど、久しぶりに訪れる公園内の噴水や森の香りでリラックス。
駅からの「バラの小径」を歩くのも、ミツバチの姿にも喜びを感じる。


スヴニール・ドゥ・アンネ・フランク

アンネの日記に共鳴した作者がアンネの父に捧げたというモダンローズ。
一番目をひいた美しい色と姿。

チンチン

久々の再会。これだけは記憶にある(名前が良い)。イタリア語で「乾杯」の意味。
作者が「パオ・リーノ」さんというのも勝手にご縁を感じる。


ジャズの演奏が公園で行われ、フルートの音色に暫し足を留め耳をかたむける。
アスレチックの方から聞こえる子供の声を聞きながら、森の中を歩く。
菖蒲の池のほとりで腰を掛け、短い時間だけど昼寝をする。
噴水の水音を楽しみながら、駅からの道の途中で買ったお寿司を食べる。
好天の秋の風を感じ、ワインを飲み、感情のリセットを試みる。
ずっと行きたかった三宮の本屋へ立ち寄り、数冊の小説を選ぶ。
全て神様が準備してくれたような一日。

さぁ。「好きな自分」に戻れるように。




2021-10-22

ROOIBOS LEMON

 

ここ数日、朝夕の冷え込みが冬みたいになった。
暖かい飲み物が美味しい季節に、先日買ったルイボスティーを。

紅茶にすっかり苦手意識を持ってしまってはいるが、紅茶屋さんに行くのは変わらず好き。
ずらりと並んだ茶葉の色や名前を眺めながら、匂いを嗅がせてもらったり、たまに試飲させてもらったり。

ルイボスとレモングラスのシンプルなフレーバーティー。
さっぱりした酸味が舌に残る感じが良い。

2021-10-17

JHS Pulp'N Peel V3

アコースティック用のエフェクトボードに、どうしても欲しかったコンプレッサー。
ネットで色々調べてはみたけれど、エフェクトの特性上も試奏必須と思い久々のジャムズへ。
予感的中で第一候補のJHSを購入した。

比較したのはお店にあったT-rexのcomp-nova。
ノイズはほぼ無く、ナチュラル系のコンプだったけれど「エレキ用感」を感じJHSに軍配。
(あまり詳しくもないので憚られるが、反応がハイインピーダンスに偏るように感じた)

試奏はジャズコーラスに直結(分かりやすく、無謀)。
それでもJHSはノイズも少なく、音色変化も無く(このあたりは好みが分かれるが)上品。
真ん中のブレンドつまみのトーン(だろうと思う)によって、「かかってるな感」が変わる(ように思う)。

コードカッティングの音圧のばらつきが軽減した。
バッファの影響なのか音の艶も出る。
ギラつきも軽減してしまうけれど、安定感重視で考えれば技術不足も補ってくれるペダル。

迷ったけれど、迷って良かったなぁと思える。
アコースティックにコンプ。有りに決まっていると断言します(笑)

2021-10-09

ほうじ茶

 

先日久々にルピシアに寄ってお茶を買った。
すっかり紅茶が苦手になった(頭痛が起こる)ので、大きな袋のほうじ茶を。

「鬼の焙煎」
せんべいみたいなデザインの袋に目が行き、迷わずレジへ。
ほうじ茶にしてはまぁまぁなお値段だった。

出切る前、というタイミングで飲む「丸い味」が好き。
そんなことを妻に語っていると出切ってしまっていた。
うむ。まぁまぁストロング。

2021-10-07

長男帰阪


遅い夏休み。長男が帰って来た。
いつもどおりド平日に帰って来て、またド平日に戻って行く。

水曜日だけ予定が無いらしく、一緒に夕飯を食べるためスタジオ日急遽変更。
(たっちゃんサンキュー)
飲み過ぎて記憶が無いけれど、長女曰く「真夜中まで大声で笑ってた」らしい。
楽しい酒だったのだろうが、末娘に3時前に電話をかけているあたり反省。

今回はハサミを持って帰ってきたとのこと。
たまたま妻も長女もカットしたばかりで、それならばとありがたくカットしてもらった。

向こうでの経験。周りの人の刺激。
それらを聞きながらリビングでカット。

長男の穏やかさは変わらない。
ただ雰囲気が変わったのは見て取れる。
役に立てたかは分からないけれど、会話が進むにつれ表情に明るさが戻ったような。

君の所得は「苦労」という経費が引かれているのだよ。
努力を惜しまず精進を続けていると、要の場面で必ずその苦労=我慢が役に立つ。
貫きたまえ。
父も頑張る。

2021-10-03

10月ライブのお知らせ


 26日(火)心斎橋・FootRock&BEERS

2か月ぶりのライブはまたもやFootRockから。
少しづつ少しづつ日常に「ライブ」が加われば良い。

仕事は暇すぎて金曜日(正確には木曜夕方)から緊急休業。
寝ては起きてメールチェック。あれば返信しネットでエフェクター探し。
飽きたら寝て、起きてメールチェック。無ければ少し読書。
緊急事態宣言明けはそんな毎日。

おかげで着手を先延ばしにしていた新曲の血と皮の部分(歌詞とかメロディとか。知らんけど)が出来た。
後は手直ししながら骨とか肉とかを。
父の死のこと。父から学んだ今も沁みついてる職人道。そんなことを散りばめた。
「百光年の旅路」という壮大なタイトルの短いマイナーキーの曲(笑)
お披露目できる日まで煮詰めていこう。

以前のように「できた!」と勘違いしてライブで歌詞ガン見の演奏はしない。
成長(笑)

・・・・・

そんな曲を作っていたからだろうか。
父が亡くなってから初めて父の夢を見た。

広い平屋建ての実家に、顔を知らない叔母二人と並んで母が居る。
何を話しているのか聞こえないけれど、自分の事での相談に集まってくれたらしい。
自分に気がつくと「こっちに来て座って」と母が手招きする。
神棚のある居間に入る。
どうやら夢の中では建て替える前の実家に居るらしい。(これはたまにある)

話の内容は、取引先からの要請で「三重工場に勤務」という、馬鹿げていながらも、何となくその場では真実味を帯びた案件。
末期がんの父のかわりに2年間、コロナでガタガタになった経営を立て直し、若い職人育成に力を貸せという。

「無論断ったよね?」といぶかしげに母に尋ねると、気まずそうに「お父さんが承諾してきたらしい」と困惑しながら答え、ため息をつく。
叔母が居る前で語気を強め母に詰める。
夢の中でも母に偉そうに話すのが何とも情けない。


裏のガレージに(これは現在のガレージ)に父が居る。
肩で息をしながら材木を積みなおしている。
「俺がやるから」と慌てて父が手にしてた材木を取り上げ、残りを積んでいく。
夢の中でも(これは何の材で、何でガレージに積んでるんやろ?)と思いながら、父に問う。
「三重の件、受けたって聞いたけど。何で?」と出来るだけ静かに。
「あぁ。・・・・・ずっと前からの約束や」と、申し訳なさを隠すために、面倒くさそうに、さも当たり前のように答える。
苛立ちを堪えながらも語気が荒くなっていく。
「弱小やけど今は経営者でもあるねんで。我がの工場放っといて、よそさん手伝う義理なんかないわ」と尖った声で父に言う。
言いながら、頭に三重での暗い過去が浮かび、「俺の人生に勝手にレールをつけるな」みたいな事を長々とまくしたて、その記憶を隅に追いやる。

「・・・そうか。ならどうしよか」とその場に腰掛け、辛そうに咳き込み始めた。
「俺が断ってくるから」と背中をさすりながら「二度目なんてあり得へん話やで」と極力優しく言った。


そこで一度目覚めたのか、夢の中で夢を見てたのか、時間がとても過ぎていた。
父が死に、母は引っ越し、自分は住まいで荷造りを進めている。
(ギターは1本だけ向こうに持っていこうか。)
(ならエフェクターはどうする?やっぱりエレキとアコースティックの2本持っていこうか。)
(スタジオは2週に一度に変えてもらおう。)
(ライブはどうする?土曜だけ入れて様子見よう。)
(大阪に戻る時を考えて車で行ったほうがいいな。なら家用に車が要るな)
など独り言を呟きながら、見事に音楽の事ばかり考えている事に気づく。

ドアが開いた音がする。
出かけてた長女が帰って来たのかとリビングに向かう。
誰も玄関には居ない。ダイニングテーブルの傍に父が立っている。
死んだ父が「悪い事したな」と話しかけてくる。
それには答えず「こっち(生前の世界)に帰ってこれたん?」と興奮気味に尋ねた。
「あぁ。しばらくは行ったり来たりやけどなぁ。・・・お前と一緒やな」と父が笑う。

死後。というより父がガンになってから父の前で泣いた事は無かった。
葬儀の席でも、葬儀の後日訪れてくれた親しかった人の言葉を聞いても。
夢と判っていながら「色々教えて欲しいことがあってん」とグシャグシャに泣きながら父に縋った。初めて泣けたのだ。
何も言わず背中をさすってくれる。
反省の弁の途中で「それはお母さんに言ってやれ」と言い残し、見えなくなった。

・・・・・

目が覚め、ケータイを見る。多分1時間程眠ったらしい。
壁にギターがある。事務所らしい。
扉を開けるとサン君が寝ころびながら尻尾を振っている。

夢であっても再会出来た。少し太ったようにも思える。
夢であっても謝れた。そしてようやく「父の死」に対しての涙が出た。
清々しいような寂しいような、意味不明のような最後の教えのような夢が終わった。

外に出ると暑いくらいの快晴に、秋も交じっている。
父が好きだった。
心のどこかに押しやっていた、その事を思い出した休日。

愛犬の方へ歩くと「散歩?」と嬉しそうにクルクルと跳ねまわる。
行こうか。と自分に声をかけてノビをした。
実がついたオリーブの葉が揺れてる。


2021-09-27

ライオンのおやつ

 

長女が読み終えて貸してくれた小川糸さんの本。
夜中に読み始め、あっという間に読んでしまった。

瀬戸内海のとある島にあるホスピス「ライオンの家」で人生の最期を送る主人公。
美しい島の景色と、人々。そして犬。
優しく穏やかな時間の中で、「生きる」という視点が少しづつ変わっていく。

「ライオンの家」では、入居者が自分の思い出のおやつをリクエストできるティータイム「おやつの時間」がある。
毎週日曜日のその時、管理人がリクエスト主の文章を読み、おやつが入居者全員に配られる。
毎回その場面で泣いてしまう。

主人公の最期の場面。
そして死後3日間の後書き。
書いててまた涙。

娘のおかげで素晴らしい作家を知れた。

2021-09-24

光19歳

末娘が1か月ぶりに帰宅。21日の誕生日から少し遅れて家族でお祝い。

ダイエットしているらしく、心配になるくらい瘦せてたけれど、身長も伸びたようなのでまぁ安心(笑)

一口だけワインに初挑戦。
「ごめん。無理」と即行返品。

毎度思うけれど、この子が居ると家が明るい。
見習わねば。



愛娘、生まれてくれてありがとう。


 

2021-09-23

makisu

 

田中家には巻き簾が2つある。そのうち一つは自分専用。

お刺身が余った時に。
サラダが残った時に。
焼きのりと白米と酢があればいつでもどこでも節分気分。

週に2度は間違いなく巻き寿司をいただいている。
中性脂肪数値が高いけれど、酢と青魚効果でプラマイゼロと言い聞かせながら。

2021-09-19

schlagwerk claves


シェイカーと同じブランド、シュラグヴェルグのクラベスが届いた。

アカシア材のスティック同士を叩いて鳴らす拍子木みたいな楽器。
リズム師匠の上野タツヤ氏のアドバイスで「拍をとる」トレーニング用に。
「木ならいっぱいあるでしょう?」との事だったが、ここはキチンとしたものを(笑)

思ってたよりも硬質で高い音が鳴る。
30分やってると耳が痛いくらい。

「火の用心」に周るのにも役に立ちそう。

2021-09-18

引出し塗装

 

初めに思ってたイメージと違ったので引出し前板を塗装。
仕事で使う小物入れなので「まぁいいか」と思っていたけど、仕事も暇な3連休なので。

しかし一か所手直しをすると「ここもあそこも」とアラが見つかる。
結果仕事が増えて好都合(笑)

さぁ。キャスター選びなおし。木口処理しなおし。
そんな連休初日。

2021-09-15

針葉樹キャビネット

梱包時に使う小物や袋類を入れる引き出しキャビネットを作った。
仕事が暇なので手間のかかる引き出しを久しぶりに。

元々の収納はコクヨのスチール引き出しで、叔父から貰った。
引き出し自体はワイドで奥行きも十分。紙マット原版が余裕で入る。
ただし浅すぎる。

袋類はかさ張るためサイズごとに分けて収納出来ればなぁと思い続けて1年。
重い腰を上げたけれど、きっと買った方が安い(笑)
まぁ残材整理になって良かったけれど。

 

2021-09-13

歌う犬


先日事務所で録音作業をしていると、ヘッドフォンから妙な声が聞こえる。
扉を開けると愛犬が一緒になって歌っていた。

100%の確立でNo wayをかけると歌いだす。
振るしっぽがピタリと合ってる時もあるくらい。

共に精進。

2021-09-11

20年

スタジオ終わりにメンバーと眺めていたTV画面で、ビルが崩れ落ちる瞬間を見た。
「えらいことになった」とスタジオのおっちゃんがつぶやき、若かりし自分ですら世界が変わるような恐怖を感じた日。9月11日。
アメリカで起こったあのテロから今日で20年が経ったらしい。

その後アメリカの報復攻撃によりタリバン制圧。
アフガンは不安定な状況のまま「自由」を手にし、8月末で完全撤退するアメリカ軍によって「自由」を再び奪われることになった。

アフガンに関する本(主に写真家の本)はいくつか持っていて、常時戦闘状態になる前の美しい景色、優しい国民たちの笑顔を収めた「ONE WORLD ONE CHILD」は宝物の一つ。
2013年に努めたPTA会長の時に開催した講演会には、写真家の長島義明氏をお招き出来、貴重な話を聞かせてもらい、本にはサインをしてもらえた。
それもあってかアフガニスタンに興味は強い。
https://ygdwh.blogspot.com/2013/10/blog-post_21.html

これから始まる「国」としてのタリバン政権下のアフガニスタンは、国際社会にいかに溶け込むことができるのか。
異なった考えの過激派が多いイスラム教で、どのように国民の「自由」を継続させるのか。
非力な自分などは見守るしか無いけれど。

娘に語った事「知る、という事は行動の一歩になる」。
事件を知らない若者たちも居るけれど、今や少し探せばYouTubeなどで詳しい解説動画を見ることが出来る。
世界史で習わない歴史をしっかり知って、全ての戦争にノーと言える人になってほしい。


ついこの間。
とはさすがに思わないけれど、20年という時間が経ったのだとあらためて。
長島先生はお元気だろうか。

2021-09-05

初墓参り

母の住まいに移した神棚用の新しい御簾。
オーダーしたものが届いたとの知らせを受け、引取りに天理本部まで。
退屈している叔母も誘い3人で、亡き父、叔父、祖父母の祀られている豊田山山舎へ。
仏教でいうお彼岸の墓参りみたいなものに行ってきた。

天候も久々の好天。帰るころは汗ばむくらい。
心地よい風が通る神殿は人もまばらではあったが、何か気が引き締まる空間。
母、叔母2人とも喜んでくれたので良かった。

帰宅後即取り付け。
新しくなった
御簾はやや派手な色合いにも思うが、母が喜んでいるので良い。

・・・・・

行く前からイライラが始まり、道中も少し表情が険しかったのだろう。
母を慌てさせ、叔母も気をつかい、自分の余裕の無さに反省。

心に余裕がある人になりたい。
無くてもそのスペースを自力で作れるようにならねば。

2021-09-01

ワクチン2回目接種

 最寄りの病院で2回目のワクチン接種を済ませた。
明日の副反応が気になるけれど、治まった時に最近の体調不良もついでに消えれば。

色々な意見を目にする。
友人の中にもワクチン否定派が居る。
自分なりの「考えた結果」ならば仕方無いけれど。
ネット上の非専門家の意見や陰謀論などに興味が無い自分にとっては、国が熟考し準備してくれた「対策」を疑う余地は無い。
副反応は気になるけれど。

今年もあと4か月。
色々切り替えて頑張ろう。


2021-08-31

除湿器

送って行った末娘の部屋のカビ臭が気になって除湿器を買って送った。
ついでに自宅用にも購入。

梅雨も夏も終わったけど秋の長雨があれば効果を試せる。
「今?」というタイミングでの導入がナウい。
 

2021-08-29

救急車2nd

 昨夜救急車で脳外科に緊急搬送。
2日前に強烈な頭痛が起こり、それから群発。
月曜日に治まらなければ病院へ行こうと、痛み止めを服用して様子を見ていたがギブアップ。

息苦しくなるほどの経験の無い頭痛に、クモ膜下出血を疑ったが救急隊員曰く「もっと酷い」と。

CT、血液検査、酸素濃度など全て異常無し。
大げさだったのかと反省もしながら、また起こるかもしれない強烈な頭痛に若干恐れもある。

何もしない週末を久々に過ごしている。
寝ては起きてYouTube。
眠くなれば寝て、また起きて。

結果体中痛む。

2021-08-27

末娘夏休み帰阪

 緊急事態宣言下の京都・大阪で、本人も悩んだようだがマイナンバーカード引取りの期日も相まって24日に自宅に帰って来た。
一か月ぶりだけど、もっと長かったような肌感。
この子が帰ってくるとやはり家が明るい。

28日にワクチン2回目接種のため、27日に京都の部屋まで送って行った。
平日のみ滞在だったため、ほぼほぼ何もしてやれなかったが、それでもゆっくり話せる時間があったのでありがたい。

将来の仕事の事。
サークルに入った事。
バイト先の事。
自分の言葉で等身大の事を口にする末娘。
立派だと思う。

リトルトリーというお気に入りの本を持たせた。
渡す前にパラっと開いたページのお婆さんの言葉にハッとする。

「起こってしまったことは誰のせいでもない。お前のせいでも毒蛇のせいでもない。仕方が無いことなんだよ」

気に入って読んでくれたら嬉しい。

2021-08-22

夏の終わり

 お盆を終えてからめっきり日の落ちるのが早くなった。
犬の散歩くらいしか外出する機会も無いけれど、朝夕の空気だけでも季節はキッチリ感じられる。

大雨による災害などに見舞われていない平和な身ではあるけれど、何も無い夏が終わってしまうことはやはり寂しい。
自分以上に子供たちが何も無い夏を終える事がやりきれない。

先日長女と酒を飲みながら話し込んだ。
いつもは「お勧めのアーティストの曲を聴かせあう飲み会」か「面白動画を教え合う飲み会」なのだが、緊急事態宣言下での友人たちについて思う事を聞いた。
「また緊急事態宣言か」とぼやきながらも遊びに行きまくっている友人の事。
またそこに誘われる事。断り方。
保育園で働き始めてからは短大時代の「軽さ」は無くなり、自分の考えを持っていることに安心した。
ただやはりまだ20歳の娘。「行きたい」という気持ちとのジレンマに苦しんでいる様子。
めずらしく涙を見せ「なんか悔しい」と正直に打ち明ける長女に「君は正しい」とだけ。

自分の周りでも続々と感染者が増えている。
いい大人が「陽性でした!」などと楽しそうにすら見える写真付きの投稿を見るたびに心が尖る。
「自分の事をキチンと」と子供には諭しながら、今の自分は周りの事でイライラすることが多い。未熟だと自覚。


気にせず普段通りに動く人が居て、必要以上に神経質になる人も居る。
他人を裁きたがる人が居て、その裁いてる人を批判する人が居る。
怒りをぶちまける人、悲しみに沈む人、同意を求める人、批判しかしない人。
色々な人が生きているなぁ。

国の政治は本当にお粗末なのか?
自分は「自分よりも知識があるひとたち」が決めた事に従うことに嫌悪は無い。
それよりどこで仕入れた情報なのか知らないスクープばかり流す一般人の方が気持ちが悪い。
それにいちいち同意しているオジサンオバサンも気持ちが悪い。

オリンピックもフジロックも「楽しみにしている人」の為にはなっている。
この状況で開催するという決断は容易いものでは無かったとも思う。
行きたい人は行けばいいし、家で見る人はそうすればいい。
いちいち冷たい批判を取り上げる人にため息が出るのだ。

などと家か工場にしか居ない自分もかなり荒んでいると自覚。
穏やかに秋を迎えたい。



2021-08-15

キョウチクトウ

 

散歩コースの川沿い沿道に満開のキョウチクトウがズラリ。
ショッキングピンクの花が美しいけれど猛毒らしい(汗)

被爆後の広島で最初に咲いたのがキョウチクトウ。
復興のシンボルとして広島市の花に指定されているそう。

終戦の日に知れて良かった。

2021-08-14

キャビネット

 

ワクチン接種翌日からのお盆休み。
住まい用のキャビネットを3日がかりで製作。

5月の連休くらいに元々あったキャビネットを解体。
結婚当初に作った「あるもの有効利用工法」で、継ぎ足しまくった思い出の一品だったけど(笑)
オーディオも処分し、思い切って作ろうと決め材料を手配して早3か月。
重すぎる腰をようやく。

ワイド2200mmと売っていない尺(パネルソーで切れるギリギリの天板サイズ)。
無塗装のウォルナット材。天板は突板だけど存在感バッチリ。
ゴチャゴチャとしていたリビングがようやく落ち着いた。

連休の度に何か作ってるなぁ。

2021-08-11

コロナワクチン1回目

近所の病院で1度目のワクチン接種を終えた。
噂通り全く痛くなく、あっという間の注射。
待ち時間は予約時間から40分オーバーだったけれど。

小学校のインフルエンザ予防接種の頃から知っている病院。
先生はおじいさんになったけれど、良くも悪くも変わらない雰囲気で「あぁ。若江やなぁ」と苦笑。

昼間にそのあたりを通る事が無いので気が付かなかった風景。
お向かいにある美容院も、久しぶりに通る路地の雰囲気も昔のまま。昭和の雰囲気プンプン。

病院に置いてある電話も昭和のまま。
Fenderっぽいカラーがちょっとかっこいい。



2021-08-08

TOKYO 2020

 ネットニュースで結果のみを追っていたオリンピック。
女子バスケットが奮闘しているのを見て、決勝戦の今日はリアルタイムで。
惜しくもアメリカに敗れたが初のメダル獲得の快挙に娘と感涙。

その流れでダイジェストを見てるうちに感動モードに入り、疲れるほど泣いた。
複数の選手がインタビューで発した「開催してくださってありがとう」という謝意。
ボランティアスタッフや医療スタッフに対する言葉にハッとする。
現在の自分に何か欠けてるなぁと思ってたのはこの「感謝」の気持ちか。

スポーツでしか感じ得ない感動。
単純かもしれないけれどシンプルにそこだけ見れる自分は幸せだなと思う。




2021-08-05

かるがも

 

母の新居へ行く道中にあるドブ川でカルガモの家族を見た。
母鳥を探して鳴いているヒナ鳥たち。かわいすぎる。

猛烈に暑い日が続くが、少しの癒しになったなぁ。

その真裏にある工場は現在地に決める競合先。
取り壊しが始まったようで足場が組まれ防塵幕がかけられている。
何回か内覧に行った事もあって少し寂しい。

2021-08-03

ライブキャンセルのお知らせ

理由は緊急事態宣言。

国に従いたい。
そして早く第二フェーズを迎えて気をつけながらも楽しみたい。
堂々と。

ハコの皆さんや「行く」と言ってくれてたお客さんには申し訳ないけれど。


また元気な姿で再会したいなぁ。くれぐれも感染予防に勤しんで。

2021-07-31

8月ライブのお知らせ

      18日(水)心斎橋・FootRock&BEERS

      28日(土)心斎橋・REED CAFE

緊急事態宣言が再発令されたので記載どおり開催されるか解らないけれど、主催者がやると決めたなら従おうと思う。

可能な限りの感染予防と人との接触を避けて。

自宅で「やっとるかー」と応援いただければ本望。


2021-07-30

見納め

7/30に実家の売買契約が完了。
明日からはもうこの生まれ育った家に入る事はない。
最後の最後に見納め。

ガランと片付いた家の中、工場。
至る所に残る記憶は、今はまだ匂いを伴うほどに鮮明。
徐々に忘れ、今感じている痛みも消えて行くのだろう。


母が新しい住まいに移り、その場所はとても綺麗で安心している。
広すぎるこの家で一人暮らす母を心配するよりは、よほど良い。
なのに何故か今更のように無念を感じ、寂しく、悲しい。

高校時代、鍵を忘れてクラブから戻ると誰も居てなくて、開いてるはずの2階の祖母の部屋まで壁を上り入ったなぁと隣家と家の路地を眺める。

工場2階に元々あったベランダでは、喘息の発作が出て眠れなかった明け方に丸くなって居眠った。
その横の事務所は高校生の頃の自分の部屋。友人とよく朝まで酒を飲んだ。

両親の寝室を覗き、吐血し息を引き取った父が最期に横たわった場所に座った。
ありがとうございました。と今頃になって。

神棚があった和室は祖母の部屋。
三重から帰って来たときに、その隣の部屋が自分の部屋になった。
精神的にまいっていた当時、隣室から聞こえる祖母のいびきにとてつもない安心感を得た。

すっかり古びた玄関ドア。ここで記念写真をよく撮った。自分の時も、子供たちの時も。


生まれ、育った場所。
生み、育てた場所。
笑って、泣いて、どなりあって、分かち合って、労い合って。
祖父母を祀り身内のみんなが集まる場所だった。


「工場と近いところに家を買え」という父の進言で今の住まいに居る。
明日から他人が出入りするこの家を通って、今の工場へ通うのはしばらくは辛いかもしれないけれど。
良い人だったらいいなぁと願う。


サンキュー実家。
最期に見てまわれて良かった。





 

2021-07-29

いたわる

 近所で鉄工業を営む地元の先輩に会いに行った。
10分程度立ち話しただけだけれど。

数少ない「好きな地元の先輩」の一人。
中学時代の悪い雰囲気も若干漂うナイスガイ。
その先輩が難病にかかり1か月入院してた事を友人から聞いて、気になって会いに行った。

誰か分からないくらい瘦せていた。
「おう。田中。久しぶり」と向こうから声をかけられて分かったほど。
(訪れた工場とは別の場所から声をかけられた)

もう少し遅ければ命に関わったらしい。
それでも笑い話を交えつつ「ささみしか食われへんねん」と優しい笑顔を見せてくれる。
「おやじさん元気か?」と訊かれ、昨年末に亡くなった事を告げると残念そうにしてくれた。

仕事の事。
健康の事。
短い時間に「先輩からのアドバイス」をもらった。

自分がつらくても人を労わることのできる先輩がめちゃめちゃ好き。
自分もそうなろう。

2021-07-25

任務完了

 

母の新居の神棚の横に、父の遺影を飾るラックを設置。
神棚の真横にかけたかったが、すぐ後ろが窓で壁に吊れないためやむなく。

朝採寸し、夕方設置。
一日がかりの作業だったけれど母は「すぐ作ってくれた」と大喜び。

あれこれ引っ越し後も作業に行ったけど、これで自分のやることはひとまず完了。

ナチュラルの色目が明るすぎた感があるけれど、そのうち馴染むだろう。

2021-07-23

弾丸帰省

 

全然帰って来ず「元気にしてるのかな?」と話してた矢先、急に末娘が帰ってきた。
夕方5時に帰ってきて10時に車で送って行き、11時にバイバイ。

少ししか話せなかったけれど、バイトも自炊も怠けず頑張っている様子。
特に勉強は「誰の子?」ってくらいのガリ勉っぷり。
送る車内でもスマホのライトでずっと勉強。
素晴らしい。

暑さがましになったら家族揃って出かけたいなぁ。
長男も帰って来ないかなぁ。
どこかに100万円落ちてないかなぁ。





2021-07-21

FootRock&BEERS

 

~SET LIST~

No way,Yes way

ターコイズマン

deeper haze

shabby  marble

月の真下

・・・・・
久しぶりのFootRock。変わらない大好きな空気にホッと安心感。
お越しいただいた皆さん、出演者の皆さん、FootRockのブラザーたちに心より感謝。

2年ぶりくらいに会った岸本丈夫と色々話した。
自分が感じている違和感(まわりの人間に対する)と、彼が感じているそれが似ていた。
結論「ほっときましょ」で一件落着(笑)

松本誉臣とも色々と。
ここに集まる人間は本当に穏やかながら、ピリリとスパイスも効いてて好き。
こんな中年を仲間として接してくれてありがとう(笑)

頭で考えるなら短い時間に集中して。
だらだら考えるから「悩み」に変わってしまう。
やるべき事がすっきりと見えている今、怠けずいつもどおりにぶちかまそうぜ。俺。

2021-07-18

実家

 

7月17日土曜日。生まれ育った実家から母が近くのマンションに引っ越し。
朝から風が心地よく快晴。
写真は実家のシンボルの神棚のあった和室。

父が亡くなってから転居を考えていた母。
住居部分が2階(1階は工場)で、広すぎるという理由。
ご縁あって写真スタジオの経営者が購入してくれることが決まり、新居を探していた。
それも第一候補の場所で1階に空きが出て、早々に契約出来た。

老人の一人住まいとは思えない量の家財道具を一家総出で一日かけて運んだ。
翌日ガランとした実家を眺めながら、残った作業をしながら撮影。

実家暮らしだった20歳から23歳までの自分の部屋。
三重から戻って空いてる部屋がこの和室だった(笑)
震災を経験したのもこの部屋。大量のカセットテープが頭に落ちてきたなぁ。


小学生(新築当時)から高校卒業まで使っていた部屋。
後に事務所として使っていたので最も長く居た洋室。
壁にブルーハーツの等身大くらいのポスターを貼り、バンドのフラッグを掲げ、当時の彼女と初体験をした部屋(笑)
工場2階への入り口にもなっていたので小学生~中学生くらいまでは喘息で苦しんだ。

そして久々に工場3階へ。
雨風対策で窓や扉を閉鎖しているので見栄えは最悪だけれど。
最も長く居た場所はこの塗装・仕上げ部屋。
鬱(っぽく)になり仕事が出来なくなってもこの場所に居続けた。
朝まで塗装して(騒音で)警察に通報されたこともあったなぁ。
何もかも撤去した抜け殻のような姿でも、ここに机があってここにラックがあってなどと。
最後にこの場所に感謝を告げて去った。


自分たちが「生まれ育った場所」という思い入れよりも、母親が「産み、育てた場所」としてのそれのほうが大きいのは間違いないと思う。
「ひとつでも多く新たな場所へ持っていきたい」という気持ちが荷物の多さからも伺える。
なるべく叶えてあげたかったが、随分と思い切らせたことも多いだろうな。


新たな住まいが自分たちのこれからの「実家」となる。
母が楽しい思い出を沢山刻んでいける手伝いをしよう。