東京オリンピックが行われ、総選挙も行われ。
大きな出来事も小さな出来事も全て「コロナ」と共存した一年。
経口薬開発のニュースも耳にし、なんとなく出口を感じる2021の大晦日。
写真は2年ぶりに訪れた神戸で、久々に食べたうけ月の鶏刺身。美味しかった。
訳の判らぬまま過ぎ去ったような一年を振り返る。
【仕事】
1月の過去最低記録から始まり、本当に暇な時期が長かった一年。
10月末からは一年分をまとめたようにオーダー殺到で休み無というコントラスト。
そんな中でも新しいギャラリーや新規の作家さんからのオーダーもあり、ありがたい評価もいただきながら「仕事勘」だけは衰えないように意識した。
原油高やウッドショックもあり、材料は高騰続きで悩んだ時期もある。
自分に足りない部分が「確認」である事を、音楽を通じ学んだ年でもある。
妹の田中額装卒業も、来年からの姿勢に意味を持たせるように努力したい。
まだまだまだまだ。伸びしろに気が付いたのだから頑張るのみ。
日本一の額縁職人を目指して、出来ていない事を沢山発見しようと思う。
【家族】
京都の大学に通うため末娘が引っ越した春。
生まれ育った家を引き払い、母が近所のマンションに引っ越した夏。
守るものが少しずつ減ったようにも思う一年だった。
妻は変わらず百貨店と工場の手伝いの兼務をこなしてくれた。
来年からは少し負担を増やしてしまうけれど、持ち前のふんわり感でこなしてくれるだろうと思う。
長男は昇級目指して頑張っている。変わらず美容師道まっしぐらな所は讃えたい。
変わらない穏やかなところはそのままに。男としても磨きをかけて欲しい。
長女は春から保育士として仕事に奮闘中。帰宅後も園児の写真を眺めている。
好きな仕事に就けて良かった。このまま頑張ってください。
末娘は大学で知り合った人と交際を始めたらしい。広島生まれのナイスガイ。
恋も勉強もバイトにもヒカルらしく真っすぐに向き合ってください。
サン君は相変わらずの甘えた君。自分の曲に反応して歌うという芸も身につけた。
もう少し落ち着きが生まれ、車に乗れるようになってほしいなぁと思う。
ヘイジ君は寝てばかりで全く懐かなかったなぁ(笑)
【音楽】
ドラムの上野達也とのスタジオだけは毎週欠かさずやってきた一年。
彼からようやく「第一段階は卒業ですね」と嬉しい言葉を貰えた。
ライブは数えるほどしか出来なかったけれど、インプットにかけた時間と情報量は過去数年の中でも一番大きい。
見える景色。聞こえる音。それらのスピードやリズムを少し細かく感じられるようになった。
それらをギターと歌に活かせるように、精度をもっと高めるために精進あるのみ。
来年こそレコーディングに入れるように気合いを入れて引き続き頑張ろうと思う。
仕事もプライベートも色んな面で「知らなかった自分」を見たような気がする。
良い意味ではなく、悪い面で。
それらに気が付いた事が嬉しい。そして向き合おうとも思う。
使える時間に対してもっとシビアに。
そばに居る人にもっと優しく。
怠けそうな自分にもっと厳しく。
「熱く生きる」という事を忘れないように。
2021年に関わってくれた人たち、出会った音楽や本、見た景色に心より感謝を。